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サーキュレーターENC-23K-Wのボタンスイッチを自分で修理

2015年に購入したアイリスオーヤマのサーキュレーターENC-23K-W。暑くなってきたので引っ張り出してみると、ボタンスイッチを押してもすぐ戻ってきてしまい、押している間しか風が吹かないという致命的な状態になってしまっていました。

買い替えるしかないかなぁと思っていたのですが、挑戦してみたら意外と簡単に自分で修理できたので、同じような症状で困っている方のお役に立てればと思い、その手順をご紹介したいと思います。

※必ずうまくいくかは分かりませんので、試されるときは自己責任でお願いします。

1.台座を分解する

まず、問題のボタンスイッチにたどり着くために本体を分解していきます。まずは台座です。必ず電源ケーブルは抜いた状態で作業しましょう。

1-1.台座の裏蓋を外す

サーキュレーター本体を裏返して、裏の蓋を外していきます。ツメで止まっているだけなので、多少傷つきますが、マイナスドライバーなどでグッと外します。

こんな感じで外れます。

1-2.首振り機構を外す

台座を外すために、首振り機構を外します。下の画像の部分のネジを外しましょう。

こんな感じで外れます。

1-3.六角形の穴からネジを外す(いらないかも)

振り返るとこのネジは外さなくても良かったような気がするのですが、私は試行錯誤の過程で下の画像のように、台座を回すと六角形の穴から見えるネジを外しました。これから試される方は、外さなくてもいいかも知れないです。

1-4.回転軸の押さえを外す

回転軸を外すため、押さえの部分(下の画像の赤い部分)を外していきます。

押さえには少しだけ隙間があるので、下のように薄めのマイナスドライバーなどを差し込んで、グッとスライドさせると外れます。

こんな感じです。電源ケーブルは外していないので、バラバラにはなりませんが、ここまでくれば台座を外すことができます。

2.本体を分解する

次に、本体(ボタンスイッチがついている方)を分解していきます。

2-1.本体裏のネジを外す

本体裏にはネジが2本止まっているので、それぞれ外します。台座をうまくずらしながら外しましょう。

2-2.本体の裏蓋を外す

ネジを外したら、本体の裏蓋を外していきます。台座の裏蓋と同様にツメを外せば外れます。マイナスドライバーでグッとやりましょう。
※やはり多少傷つきます。

3.ボタンスイッチを修理する

本体の裏蓋を外して、ボタンスイッチを修理していきます。

3-1.ボタンスイッチを取り出す

本体の裏蓋を外すと、下の画像のようにボタンスイッチが出てくるので、作業しやすいように、ネジを外してボタンスイッチを取り出しましょう。
※画像はネジを外した状態です。

3-2.ボタンスイッチのプレートの状態を確認する

アイリスオーヤマのサーキュレーターENC-23K-Wのボタンスイッチは、3枚のプレートがそれぞれスライドし、押されたボタンスイッチを受け止めロックするような仕組みになっていたのですが、我が家のサーキュレーターではこの3枚のプレートが3枚ともくっついて固まってしまっていました。

そのため、下の画像のように、ボタンが押され黄色部分が上がっても、赤と青のプレートが一緒に右にずれてしまい、受け止めるスペースに入らなくなっていたのです。これが我が家のボタンスイッチの故障の原因でした。

3-3.プレートに潤滑剤をさす

ボタンスイッチの故障の原因であるくっついた3枚のプレートを剥がすて、それぞれがスライドするようにさせるため、潤滑剤(CRE 5-56)をさしました。

ちょうどよい穴が空いていたので、下の画像の部分からシュッと一吹きして、ボタンスイッチをガシャガシャ押しました。うちの場合は、くっつき具合が頑固だったので、マイナスドライバーをプレートの間に差し込み無理やり剥がしました。

無事、ボタンスイッチが復活しました。あとは、分解したときと逆順で組み立ててれば修理完了です。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。買い換えるしかないと思ってボタンスイッチの故障でしたが、30分程度の修理で無事直すことができました。無駄な出費をせず、今年の夏も快適に過ごせそうです。

すべての個体で同じように修理できる保証はありませんが、もし同じ症状で「買い換えるしかないか」と思っていらっしゃる方がいましたら、ぜひ、ダメ元で試してみていただけたらと思います。

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